アブラムシ類(アリマキ) (油虫) Aphidoidea 分類:昆虫綱・カメムシ目・アブラムシ上科 食草(幼虫):ほとんどの野菜 害虫度:高★★★ |
戻る |
アブラムシは2mm程度の弱々しい虫ですが、胎生単為生殖で増殖し、集団で野菜の葉や茎に口針を刺して汁液を吸います。 野菜に直接害を及ぼすだけでなく、ウィルス病を媒介するやっかいな害虫です。 ウイルス病に感染した植物の汁液を吸った有翅型アブラムシが、植物に移りウイルスを伝染させます。 種類は多く、日本で名前が付いているものだけでも700種以上いると言われています。 野菜につく代表的なのは、ワタアブラムシとモモアカアブラムシです。 アリとアブラムシは共生関係にあります。植物の汁液を吸っているアブラムシの排泄物は甘い液体で、アリの好物です。 アリが植物を登っていく先にはアブラムシが寄生しているということになります。アリはアブラムシを天敵から守ります。 |
|||||
アブラムシとアリ。ナスの葉の裏側をガムテープで補殺。 |
オクラの実についたワタアブラムシとトビイロケアリ。 |
ナスの葉の裏側のワタアブラムシ。 |
|||
虫があまりつかないサニーレタスに今年はタイワンヒゲナガアブラムシがついてしまいました。 |
キクの茎 |
ワタアブラムシの有翅型、密度が濃くなると増えます。 |
キクヒメヒゲナガアブラムシ |
太めの不明アブラムシが混じっています。 |
|
サニーレタスについたタイワンヒゲナガアブラムシ。単為生殖で増えています。 |