モンシロチョウ (紋白蝶)     Pieris rapae
分類:昆虫綱・チョウ目・シロチョウ科
食草(幼虫):アブラナ科(ダイコン、キャベツ、他) 
害虫度:中★★
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灰黒色の紋がある白い蝶なのでモンシロチョウ。
誰もが名の由来まで知っている、最も身近な蝶です。
一般的に、青虫といえばこの蝶の幼虫を指し、アブラナ科の野菜を食害します。
ひらひら飛んでいる姿や青虫の様子も可愛いのですが、りっぱな害虫扱いされています。

時々天敵のアオムシコマユバチ(青虫小繭蜂)に寄生されているのを見かけます。
寄生蜂との関係について、興味深い研究があります。  
秋田では年2〜3回発生し蛹で越冬します。

2012/09/07撮影
ニラの花のカップル。
上が♂、下の翅端部が黄色いのが♀。
2010/07/11撮影
メキャベツの葉裏に産み付けられた、1mmぐらいの縦長の卵。縦縞が入ったトウモロコシの様な卵です。
2010/07/07撮影
うぶ毛が生えた太めの姿がかわいいですが、
モリモリ食べて葉に穴を開けます。
2010/07/07撮影
30mmぐらいの終齢幼虫。
しっかり食べてメタボ気味です。

12月になってもまだ幼虫。
黄色の背中線と側線、間もなく蛹になって越冬です。
2010/07/07撮影
蛹になった寄生蜂のアオムシコマユバチ。
体内から幼虫が出て蛹になりました。やがてハチになります。アオムシはまだ生きていますが、やがて死にます。
2010/08/18撮影
2010/08/18採取、モンシロチョウの蛹です。
大きさ16mmぐらい.。これを羽化させます。
2010/08/23撮影
2010/08/23羽化したモンシロチョウです。

キュウリの雌花で。
2009/09/29撮影
多くの天敵から逃れて成虫になりました。
大きさは3cmぐらいです。