ネギコガ  (葱小蛾)   Acrolepiopsis assectella
分類:昆虫綱・チョウ目・アトヒゲコガ科
食草(幼虫):ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニクなど 
害虫度:中★★  
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幼虫はネギ科の代表的な害虫。夏から秋に発生し、茎や葉に穴をあけて中に侵入し、内部を食べる場合が多いです。
成虫は6mmぐらいの細長いガで、捕虫網でなかなか捕れません。アブラナ科が好きなコナガよりも小さいです。越冬態は、蛹または成虫。


ネギコガの幼虫が、ニンニクの芽に穴をあけ侵入しています。

無臭ニンニクの芽に食い入る幼虫。

 穴の中を突っつくと、幼虫が出てきました。体長7oぐらい。

前蛹です。6oぐらい。もうすぐ蛹になります。  

無臭ニンニクの葉に付いた蛹。

白い網状の繭を作って、ネギで蛹になりました。

網目から中が透けて見えます。焦げ茶色で、中央付近がベージュ色に見えます。

ニラの花茎の蛹。6oぐらい。

ニラの種を採るために花がらを乾かしていたら、付着していた蛹から羽化しました。前翅長は約5.5o。
前翅の白い三角の斑紋が、雪をかぶった富士山に見えます。

秋以降に羽化した場合は、成虫で越冬する個体もあると思われます。