ウリキンウワバ  (瓜金上翅蛾)    Anadevidia peponis
分類:昆虫綱・チョウ目・ヤガ科
食草(幼虫):ウリ科
害虫度:低★ 
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幼虫はウリ科の野菜を食害します。姿かたちや模様が独特で、識別は簡単です。
後足は2対しかなく、尺取り虫のように歩きます。見た目はとても気持ち悪いです。
蛹は繭に包まれた白っぽい薄緑色で、22mmぐらい。
成虫は前翅長18mm前後で、端部に金色の斑紋がありますが、不明瞭の個体が多いです。
畑にはウリ科野菜が多いですが、ユウガオが一番好きのようです。次はカボチャ。
   

卵は1個ずつ葉裏に産み付けます。
クラックスケールで測ると、直径は約0.45o、小さいです。

拡大してみると、栗きんとんのようです。
色は、透明感のある白。

 体長6o、ユウガオの葉を食べていました。
カボチャよりユウガオが好きです。

実が痘痕になったり、奇形になったりします。
早いうちに処分になります。
2014/10/7撮影
若齢幼虫でも黒イボが目立ちます。
2010/09/22撮影
カボチャの葉に、独特の姿でついていました。
2014/10/7撮影
老齢幼虫と中齢幼虫。どっちも気持ち悪いです。

キュウリの葉に付いた前蛹。

白い糸で作られた繭の中で蛹になりました。
2013/8/31撮影
カボチャの葉でなりたての2つの蛹。これを羽化させます。
2013/9/12撮影
1個の蛹が11日で羽化しました。元気です。 
2014/10/7撮影
前翅長は実測で、約19o。金色の斑紋が不明瞭です。
2012/10/30撮影
サトイモの葉上にいた成虫。
2014/10/7撮影
キュウリの葉の成虫。