ダイコンハムシ  (ダイコンサルハムシ)   Phaedon brassicae
分類:昆虫綱・甲虫目・ハムシ科
食餌:幼虫・成虫とも、ダイコン、ハクサイ等のアブラナ科植物の葉 
害虫度:中★★
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成虫は体長4o前後の光沢のある黒く丸いハムシで、飛ぶことはなく歩行で移動します。
若齢幼虫は褐色、老齢幼虫は黒色で体長7o。幼虫の期間は約2週間で土中で蛹になります。
成虫幼虫とも、捕まえようとして触れると、下にポロリと落ちるので厄介です。
ダイコンやハクサイにつきますが、特にハクサイが好きなようで葉をレース状に穴だらけにします。。
年2〜3世代くり返し、成虫は草の根元や落ち葉の下で越冬します。越冬成虫は春から活動し産卵、卵は約35日で成虫になります。
夏になるとあまり活動しなくなりますが、お盆が過ぎる頃から再び活動し産卵します。
産卵数は秋の方が春より多く、葉柄や葉脈などに1個ずつ産み付けられます。
 

大根の葉の成虫。夏が過ぎ、再び活動を始めました。

飛びません、移動は脚で。

子孫を残すために。

割りばしに巻いたガムテープを押し付けて捕獲し潰します。

老齢幼虫です。この後、土の中で蛹になりやがて羽化し成虫となって越冬します。

動きが鈍いので、指で両側から押しつぶして退治します。
 

油断するとこの通り、
レース状になったハクサイの葉。