ハネカクシ  (隠翅虫)   Staphylinidae
分類:昆虫綱・甲虫目・ハネカクシ科
食餌:腐食物、昆虫類など 
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  成虫は、小さな上翅の中に後翅を小さく畳んで見えないようにしています。
後翅は飛ぶときに必要ですが、地上を歩き回る時に、なぜ折りたたむのか不思議です。
ハネカクシの種類はとても多く、同定するのはなかなか難しいです。
体長は5〜30mm。毒性の強いアオバアリガタハネカクシがよく知られています。
動き回るスピードは速く、撮るのは大変難しいです。


体長18mmぐらいのムネビロハネカクシ。体液に毒があると思いますが、昆虫類を食べるので野菜にとっては益虫です。

14mmぐらいのこのハネカクシは多分ムネビロハネカクシ。頭部と胸部につやがあります。たまたま頭にダニがついているところを撮りました。後翅を出したところは、羽アリにも見えます。

左と同じ個体で、後翅を畳んで上翅の中に納めたところです。
動きが速く止まってくれないので、ペットボトルを輪切りにした物を使って撮影しました。地上を走りまわる虫の撮影に役立っています。