カメノコハムシ (亀子葉虫)   Cassida nebulosa
分類:昆虫綱・甲虫目・ハムシ科・カメノコハムシ亜科
食餌:幼虫・成虫ともシロザなどのアカザ科植物
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幼虫・成虫ともシロザなどのアカザ科植物が食草。体長は、成虫が7mm前後、幼虫は老齢で8mm前後。
成虫・幼虫ともユニークで、成虫の外形は名前通り亀のようです。幼虫は透き通ったような緑色で尾の先端に脱皮殻や糞をつけています。
野菜の被害は今のところありませんが、テンサイやホウレンソウ、フダンソウの害虫といわれています。
年2回発生、成虫で越冬。

2013/7/27撮影
カップル。下が♀、上が♂。
2013/7/15撮影
シロザの葉裏に産み付けられた卵。積み重ねられた卵の全体が透明な膜でラップされています。卵は直径約1.2mm、長さ3mmぐらいの長楕円形。画像の左はモモアカアブラムシでしょうか、偶然写っていました。
2013/7/15撮影シロザの葉裏の幼虫。体長8mmぐらい。お尻には脱皮殻とフンを付けています。
2013/7/15撮影
尾を反り上げ、しゃちほこのような幼虫。

きれいな幼虫です。古代生物の三葉虫を連想させる形です。
2013/7/15撮影
蛹です。大きさ7mmぐらい。脱皮殻をつけたままです。
2013/7/19撮影
体長は8mmぐらいの成虫。

頭隠して触角隠さず。立派な触角です。
2013/7/16撮影
頭は亀の甲羅のような前胸の下に隠れていて見えません。
2013/7/23撮影
裏返しにすると死んだふり、やがて脚をバタバタします。
ひっくり返すと頭も見えます。まるで亀。