イボバッタ      Trilophidia japonica
分類:昆虫綱・バッタ目・バッタ科
食性:イネ科等植物の葉
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夏によく見る灰褐色と暗褐色の全身モザイク模様のバッタ。名前の通り、胸部背面に2つのイボ状突起があります。
体長は♀が28o前後、♂は20o前後で、♀の方が一回り大きいです。

年1回発生し卵で越冬、春に孵化します。幼虫期間は約2ヶ月間で、夏に成虫になります。
畑では目立たなくて存在感がありませんが、時々、目の片隅に入ることがあります。
野菜を食べている所を見たことはありません。野菜の被害はないようです。
バッタ類は害虫扱いされることが多いですが、害虫と断言できるのはオンブバッタとケラぐらいです。


食用ホウズキの葉上にイボバッタが。
体長22o、全長30oぐらい、♂でしょうか。
胸部背面に、名前の由来のイボ状突起が2つあります。

迷彩服のようなモザイク柄で、カメラのピントが合っていないように写ります。全身〜眼までモザイク模様で、地面に下りると紛れて見えなくなってしまいます。

翅は長いです。体長は見た目より小さい。