カノコガ      Amata fortunei
分類:昆虫綱・チョウ目・ヒトリガ科・カノコガ亜科
食性:幼虫はシロツメクサ、タンポポ、スギナ等の枯草、成虫は花蜜
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蝶の様な翅は黒地に半透明の白斑、体はハチの様な黒に黄色の帯、けっしてガには見えない姿をしています。
名前の由来は、翅の鹿の子模様から。日中に活動し、畑と雑木の間をゆっくりと飛んでいます。開帳は35o前後。

年2化。成虫が見られるのは6〜9月中旬で、2化目の幼虫が越冬します。
幼虫は瘤起から短毛を出した黒っぽい毛虫で、体長は終齢で25oぐらい、越冬時には昆虫の死骸等も食します。
仲間に、体色の黄色が目立つキハダカノコがいます。
 

♂の様です。開帳は35oぐらい。
翅は黒地に白の鹿の子模様、人気です。

蝶の様な口吻で、フロックスの花の蜜を吸っています。
体の黄色は背面から見ると帯2本ですが、側面にはさらに4つの黄斑紋があります。

♂のカノコガは、オクラの葉上に舞い降りました。

翅を立てながら葉上を移動しています。

♀です。腹部が太いです。
♂です、朝、オクラの葉の上でじっとしていました。