クチナガヤドリバエ (クチナガハリバエ)      Prosena siberita
分類:昆虫綱・ハエ目・ヤドリバエ科・アシナガヤドリバエ亜科
食性:幼虫はコガネムシ類の幼虫に寄生、成虫は花蜜等
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一見何の変哲のない普通のハエに見えますが、よく見ると脚の長さ、釣竿のような口吻、胸背と腹部の剛毛・・・個性があふれています。
体長は12o前後で体色は薄茶色、複眼は赤褐色、腹部には3本の黒い帯がありまばらに黒い剛毛が生えています。

クチナガヤドリバエは卵胎生で、体内で孵化した幼虫は地表に産み落とされます。
幼虫は土中に潜り、コガネムシ類の幼虫に寄生し育ちます。

 

モロヘイヤの葉上に、体長12oぐらいの脚の長いハエが。

名前はクチナガヤドリバエ。
釣り竿のような口吻で花の蜜を吸います。

針のような毛、痛そうです。

後ろから見てもどこから見ても、長い脚を踏ん張っています。