オオモンクロクモバチ (オオモンクロベッコウ) Anoplius samariensis
分類:昆虫綱・ハチ目・クモバチ科
食性:幼虫はクモ、成虫は花蜜、花粉など
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体長22oほどの光沢のある黒いハチで、腹部の太いオレンジ色の帯が目につきます。
徘徊性のクモを狩り、地面の穴の巣に引きずり込んでクモの腹部側面に産卵、孵化した幼虫のエサにします。
野菜にとってクモは味方、味方の敵は敵、害虫になるのでしょうか。でも、受粉の手助けをする益虫とも言えます。
幼虫の餌にするために、ツユムシやガの幼虫、クモ等を巣に運び入れるいろいろなハチがいて、畑は弱肉強食の世界を間近に見せてくれます。

大きなクモに針を刺して麻痺させ、地面の穴の巣まで運びます。

巣はどこにあるのでしょうか。自分より何倍も重いクモをひたすら後ずさりして引っ張って行きます。

ちょっと休憩。
クモは大きなイオウイロハシリグモのようです。

巣に運び入れてから、クモの腹部表面に産卵します。
孵化した幼虫はクモを食べて大きくなります。

大きなアオグロハシリグモを仕留めました。
しっかり咥えてひたすらに引きずります。

それにしても大きなアオグロハシリグモです。