セミ   Cicadinae
分類:昆虫綱・カメムシ目・セミ上科
食草:樹木を吸汁
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日本には、30種類ほどのセミがいるそうです。
私の畑でも、何種類かのセミの鳴き声が聞こえます。
ハルゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、アブラゼミ。
春から夏にかけてその時々のセミが鳴き、時には畑にも舞い降りてきます。

カメムシ目は、セミやウンカ、カメムシ、アブラムシ等に大別され、口吻で植物の汁や小動物の体液を吸います。
いずれも蛹にならない不完全変態です。
セミの一番の特徴は、オスが発達した発音器官を持っていることです。成熟すると大きな鳴き声でメスを呼びます。

めでたくカップルになって、メスが枯れた樹木に産卵し、翌年孵化した幼虫が地中にもぐります。
幼虫は、地中で木の根などから養分を吸って育ち、数年後地上に出て羽化し成虫になります。
地中生活の期間は種類によって差があり1〜17年、成虫の期間は約1か月と言われています。


 ニイニイゼミが食用菊に。
全長(頭〜翅端まで)約
3.5pと小さいです。

バランスを崩して裏側を見せます。
長い口吻が見えます。これを突き刺し樹液を吸います。

何とか体勢を戻そうともがきます。

ニイニイゼミの抜け殻は泥まみれ。
地中生活3〜5年後、畑のトマトの茎によじ登った。
畑で羽化、不耕起栽培しているからでしょうか。

ユウガオの葉に降りたアブラゼミ。全長6pぐらい。
幼虫で5〜6年、長い。成虫で1か月、はかない。

頭部アップ。眼が離れていてかわいい.。

ヒグラシの抜け殻、道に生えたミツバについていました。
大きさ約25o、触角第4節が長いです。

アブラゼミの抜け殻、大きさ約30o。
触角第3節が長いです。