スズメバチ   Vespinae
分類:昆虫綱・ハチ目・スズメバチ科・スズメバチ亜科
食餌:チョウ目の幼虫、昆虫、樹液、花粉など
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畑には、何種類かのスズメバチがやってきます。隣接のナラの木などの広葉樹にもよく集まります。
シロスジカミキリがコナラに開けた穴から染み出る樹液に、チョウやハチ、いろいろな昆虫が集まります。
ある年の6月、ここに来たスズメバチの女王バチを虫取り網で捕獲し過ぎたせいか、近頃めっきり数が少なくなってしまいました。
スズメバチを含めてハチ類は野菜にとっては害虫を退治してくれる益虫、後悔しています。

6月までのスズメバチは怖くありません。女王バチが1匹で巣を作り産卵し、巣を守っています。退治するチャンスです。
この時期を逃すと、働き蜂が羽化し大変危険です。生態、習性の知識を身に着けて行動することが最大の防御です。怖くありません。

自宅周りで多いのがコガタスズメバチ。ユリノキの花の蜜を吸いに来ます。毎年のように、自宅や町内の巣を撤去しています。


コガタスズメバチの働き蜂。撤去は夕方、殺虫剤を使います。秋田では一番見られます。体長約2.5cm。
畑では、ニラの花によく来ます。
春の巣の形は、とっくり型。撤去は危険ありません。

春には女王バチが、秋には働き蜂が樹液に集まります。
これは、秋のキイロスズメバチ働き蜂。体長約2.5cm。
秋田では、コガタスズメよりかなり少ない。

こんにちは!モンスズメバチ働き蜂とアマガエル。体長約2.7p、腹部の波を打ったような横縞が特徴。ナラの木でよく見られます。このハチの見張り番は、夜も寝ないで頑張っています。いつお寝んねするのでしょうか。夜と早朝に巣に近づいたら数匹飛び出してきました。危なかった。

自宅で捕獲したモンスズメバチ。巣は見えなく、外に飛び出したところを虫取り網で退治。最終捕獲数は167匹にもなりました。巣は次の画像。

軒天のモンスズメバチの巣。天井を撤去する時に半分バラバラになってしまいました。幅30p、長さはこの2倍ぐらいあったでしょうか。

畑で捕獲したヒメスズメバチの女王。
腹部先端部分が黒いのが特徴。体長約3.2cm。

オオスズメバチ働き蜂。春はもっと大きい女王バチが来ます。体長約3.5cm。女王は約4.5cmで日本最大のハチ。

オオスズメバチ働き蜂。夢中で樹液を舐めています。

オオスズメバチ働き蜂。春に飛来する女王バチを100匹ぐらい捕獲した年がありますが、今はめっきり少なくなってしまいました。退治し過ぎたかなあ。