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玉川のダム湖、秋扇湖と宝仙湖 11月12日
玉川は雄物川最長の支流で、玉川ダム(宝仙湖)、鎧畑ダム(秋扇湖)、夏瀬ダム、神代ダムの
4つのダムがあります。晩秋の日、角館から西木町、田沢湖経由で秋扇湖と宝仙湖を訪ねました。

西木町桧木内川の風景
左の稜線をたどると大石岳1059mに続きます。

 

かたまえ山森林公園からの展望
西木町西明寺から田沢湖畔に抜ける県道60号を通り、むらっこ物産館手前で左に上るとかたまえ山森林公園。
田沢湖展望台からの眺めは素晴らしく、いつも見とれて時間のたつのを忘れてしまいます。

眼下に田沢湖、対岸の山は荷葉岳1254m(左)と秋田駒ケ岳1637m(右)。駒ケ岳の左奥には乳頭山1478mが覗きます。


田沢湖西湖岸のたつこ像
十和田湖、八郎潟、田沢湖を舞台にした三湖物語のヒロインの辰子、八郎太郎と同居は間近です。
 


田沢湖発電所の放水口付近
姫観音像の近くには、田沢湖発電所の放水口があります。
発電所から田沢湖田沢集落まで、県道248号を通って峠越えします。


田沢湖田沢集落からの秋田駒ケ岳
左から男女岳(おなめだけ)1637m、男岳(おだけ)1623m、女岳(めだけ)1513m、3つのピークが並んで見えます。
国土地理院の地形図を調べると、駒ケ岳は全国に18座あります。


鎧畑(よろいばた)ダム湖、秋扇湖(しゅうせんこ)
田沢集落で国道341号に入り、約3㎞進むと左に鎧畑ダム入り口があります。
泥んこの穴ぼこ道を進むと、やがて鎧畑ダムにつきます。特に雨の後は、車の下廻りが泥まみれになります。
秋扇湖は人影もなく、入浴剤を入れたような青緑色の湖面が印象的です。
ここからダム上を通って国道にショートカットできますが、工事中につき穴ぼこ道を引き返しました。


玉川ダム湖、宝仙湖(ほうせんこ)
玉川ダムは高さ100m、宝仙湖は貯水量が東北で3番目のダム湖、青い湖水がきれいです。
対岸には、右から男神山(おがみやま)859m、左奥に寄り添う女神山(めがみやま)853m、離れて手前に黒森762mが見えます。


360度の展望、寒風山 8月25日
カボチャの収穫とお墓掃除の帰りに、寒風山(かんぷうざん)に寄り道しました。
男鹿半島の付け根に位置する寒風山、標高355mの草原の山です。
スカイツリーの半分ぐらいの高さしかありませんが、360度の展望を満喫できます。

東側を望むと、八郎潟調整池と船越付近の日本海が見渡せます。調整池と日本海は防潮水門で区切られています。
八郎潟はかつて琵琶湖に次ぐ日本で2番目に大きい湖でしたが、1957年から干拓が始まり1964年に大潟村が誕生、
そして1967年から入植が開始されました。
調整池の大きさは日本で18番目、大潟村を囲む東西承水路を入れると15番目です。
八郎太郎の恋人、たつ子姫が住む田沢湖は19番目、八郎太郎はまだご健在のようです。

 

南側に目をやると、船川港や秋田国家石油備蓄基地が望まれます。
石油備蓄基地は世界最大級の地下タンク方式で、1983年に着工し1995年に完成しました。
左手前に見えるのが駐車場と売店、記念碑「誓の御柱」があります。



西すれば、男鹿三山が遠望できます。手前左は姫ヶ岳は337mです。
男鹿三山は左から、毛無山677m、一番高い本山715m(一等三角点)、真山567m。
三山は東北自然歩道で結ばれていて、5時間半ほどの「お山かけ」縦走コースになっています。
北登山口には、伝承館(なまはげ館)、真山神社があり、真山々頂を経て航空自衛隊レーダー基地がある本山に登れます。
南登山口からは長楽寺、鬼が積んだという長い石段を通って赤神神社五社堂、さらに東北自然歩道を登ると毛無山~本山に着きます。

 


北すれば、青森県との県境まで、弧を描いて続く海岸が一望に見渡せます。
ここは風力発電の巨大風車の並木、五里合から甲川、三種町浜口地区、能代市浅内地区まで続いています。
祖先やそれに続く人々が、江戸時代中期から砂飛び対策として黒松を植林してきました。
今は松くい虫で枯れ、さらに風車建設のために伐採されています。未来を考えた政策が必要だと思います。
100年後生まれ変わった時、自然環境や人間社会はどうなっているのでしょうか、ちょっと心配。


自宅のすぐ近くに熊の痕跡が 7月2日
私が住む御所野ニュータウンの西はずれは、平野と台地の境界で、高低差30mの急斜面になっています。
ここは雑木林と杉林、ヨシやススキ、笹や葛のやぶで構成されていて、人が入ることのない場所になっています。
タヌキやキツネ、アナグマやハクビシンなどの野生動物が住んでいると思われます。

6月20日から、斜面の上にある遊歩道と近くの車道や住宅の庭で熊のフンが相次いで発見され、計24ヶ所にもなっています。
フンは黒くて大きく、8mmぐらいの種がぎっしり入っています。匂いはわずかに酸っぱく感じます。
遊歩道や車道沿いには山桜が多く植えられていることから、夜中に山桜の実を食べに来ていると思われます。
山桜の実が全て落ちて無くなった後はどうなるか、気になります。



斜面上の遊歩道は山桜の並木になっています。JR線路側から見ると、林と草藪の斜面の状態がよくわかります。
人が分け入ることのない暮らしやすそうな場所、果たして熊はショートステイ?ロングステイ? 7月2日撮影


 ゆりの木のユリノキが咲きました 6月1日
ユリノキは一見プラタナス(スズカケノキ科)に似ていますが実はモクレン科、葉っぱが半纏(はんてん)の
形なので「ハンテンボク」、花がチューリップに似ているので「チューリップの木」とも呼ばれています。
ユリノキは東京や神奈川では一般的な街路樹です。秋田市でもたくさん見ることができます。
御所野付近では、御所野総合公園や下堤2丁目街路樹、御野場新町街路樹などです。



オレンジ色の裾模様が入ったうす黄緑色の花が、葉っぱに隠れるように咲いています。
一本の木でも日当たりの良いほうから咲き始めます。
花言葉は「田園の幸福」とか。 6月1日撮影


一番好きな季節は春、なかでも5月 5月4日
畑で種まきや苗植え、桜満開、そして春の息吹山菜。
春の山に入ると、いろいろな花に出会います。
シラネアオイ、キクザキイチゲ、ミズバショウ、ヒメシャガ、ミヤマガマズミ、オオカメノキ、
ヤブデマリ、タニウツギ、エビネ類、スミレ類、キランソウ、モミジイチゴ、コンロンソウ、
フデリンドウ、シャク、エンレイソウ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、チゴユリ・・・たくさん咲いています。



楽しい山菜採りの締めは、お気に入りの場所でのお弁当。
こんなところでゆっくりしてから帰路につきます。 5月4日撮影

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