ゆりの木通信に戻る戻る  

 利休梅満開  4月27日
いろいろバタバタ、気が付けば利休梅(りきゅうばい)満開。毎年きれいに咲いてくれます。
20年前、自宅新築時に植えたので樹齢は25年ほどでしょうか、樹高は2mを超えました。
利休梅は中国原産のバラ科ヤナギザクラ属の落葉低木で、梅の仲間でありません。
4月中旬から5月上旬にかけて、6㎝前後の白い花を咲かせます。
名前の由来は、千利休の忌日、利休忌(3月27-28日)の頃に開花するからとか。

樹高は約2.4mでボリュウムもあり、よく目立ちます。

白い5弁花で径は6㎝前後、桜より一回り大きい。


 今朝の畑はわた雪のじゅうたん  3月10日
秋田に来て20年、無農薬、不耕起で毎年40種類以上の野菜を作っています。
野菜によると思いますが、農薬の必要性は感じたことはありません。
かつて大量に使われたBHC、DDTは1971年に農薬登録が失効し、残分は埋設され近年になって無毒化処理されています。
パラチオンは毒性が強いということで1971年に失効。ベトナム戦争で使われた三井東圧化学の除草剤2・4・5-Tはダイオキシンを含むため1971年に失効、今も46ヶ所の国有林に埋まっています。
雄物川と子吉川で高濃度で検出された除草剤のPCPとCNPは、ダイオキシン類を含むことから1990年、1996年に失効しています。
このように大量に使用された後に安全性の問題等で失効になり、それに代わる新たなものが登録されています。
1991年以降相次いで登録されたネオニコチノイド系農薬7種類は大丈夫でしょうか。
EUでは2018年にイミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジンが屋外使用禁止、2020年にチアクロプリドが使用禁止になっています。
 

農薬を全て否定しません。自身で判断し、本当に必要なものにだけ使うべきだと思います。
DDT等有機塩素系農薬とアルツハイマー病、除草剤パラコートや殺虫剤ロテノンとパーキンソン病との関係が疑われています。
フランスでは2012年パーキンソン病を農業従事者の職業病に認定しています。


春のような2月  2月19日
春のような陽気に誘われて、ドライブがてらの買い出し、昼食、温泉。
車と道路の温度表示はず~と18℃、たまらなく上着とセーターを脱ぎ捨てました。
2月はまだまだ冬景色のはずなのにこの気温、雪は高山を除けば日陰の林内にあるぐらいです。
今日の秋田市の最高気温は20.1℃、5月並みの気温とのこと。
冬眠から目覚めたと思われる熊の目撃が相次いでいます。近くの福山通運倉庫では3日間居座りました。

河辺阿仁線と中央広域農道の交差点付近から見る大平山。
左から中岳952m、鶴ガ岳1002m、剣岳1054m、弟子還岳≒1095m、大平山奥岳1170.4m一等三角点。
水田と低山の境界に岩見川があります。低山の標高は120m前後で、山の裏側にはゴルフ場や貝の沢温泉があります。


水田で落穂をついばむハクチョウ、200羽ぐらいいるでしょうか。十分体力をつけてから旅立ちます。


元日の風景、大平山と雄物川 1月1日
元日のお昼に近場を一回り。遠景の山々を除けば、道路や田畑には雪がほとんどありません。
郊外に出ると農地が広がる秋田ですが、気になるのは病害虫や雑草を防ぐための農薬。
大潟村や秋田市の水道水から、ネオニコチノイド系農薬(ジノテフラン)が高濃度で検出されました。
EU規制値の9倍近い量なのに、行政やマスコミはあまり問題視していません。
スズメ等の野鳥、テントウムシやヒラタアブ、クサカゲロウの姿もあまり見かけなくなりました。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を思い起します。多くの生き物に対する影響が心配です。


雄物川右岸堤防から、おなじみの大平山
12月は雪が多く冬景色。私の家の前の道路に2回も除雪車が入りました。
山は雪山ですが、今は畑にも田んぼにも1月では珍しくほとんど雪がありません。
遠景の山は、一番高いのが大平山奧岳1170mで、稜線を左にたどって剣岳1054m、鶴ガ岳1002m、中岳952m、前岳774m。


雄物川右岸のサイクリング道路からの豊岩配水場
対岸の白い建物が豊岩取水場、その奥の高台に豊岩浄水場と配水場があり、大きな配水タンクが目立ちます。
昨年、雄物川を水源とする秋田市の水道水から、ネオニコチノイド系農薬がEUの規制値の約9倍の濃度で検出されました。
この農薬は浸透性と残効性が高く、生産性が向上するということで使用量が増加しています。
農薬が土や水面に散布されても根から吸収され、米や野菜、果樹全体に行き渡り、長く効き目が残る特徴を持っています。
米や野菜や果物をいくら洗っても皮をむいても、農薬成分が中に残留している可能性があります。
花粉や蜜にも含まれ、ハチ類の減少にもつながっています。発達障害との関連性も指摘されています。
国は重要問題と捉え、農薬使用に関する規制を強化すべきであると考えます。
秋田に来て約20年、多種類の野菜を作り続けていますが、一度も農薬の必要性を感じたことはありません.。


やぶれ沼からの大平山、右手の森が私が住む御所野台地
四ツ小屋集落の南東にやぶれ沼があります。
へらぶな釣りができる近場の沼で、東西55m、南北170mほどの大きさです。
名前の由来は、江戸時代後期に発生した洪水で、岩見川の土手が破れてできた沼なので「やぶれ沼」。