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ゆりの木通信 vol.8(2004年11月号)
 続けざまに実りの秋を襲った台風、そして新潟県中越地震。大きな自然災害が続きました。台風は地球の温暖化が影響しているのでしょうか。地震は研究者が指摘する活動期に入ったのでしょうか。防災意識を持ち、災害に備え、いざという時のためにもいつも健康でいたいと思っています。
ゆりの木の食材は添加物・農薬などに注意を払って選んでいます。そこで今回は食品添加物。
☆気になる食品添加物
 食品添加物は現代の食生活に無くてはならないものになっていますが、その安全性に疑問が無いのでしょうか。
 現在、厚生労働大臣が指定又は認めたものは、「指定添加物(主に化学合成)」:345品目、天然添加物の「既存添加物」:489、「天然香料」612、「一般飲食物添加物」104品目となっています。「指定添加物」には、安全性試験や有効性評価の結果に基づいて、必要に応じて使用基準が定められています。
 使用基準はまず動物実験などを基に、人が毎日摂取しても影響がない1日摂取許容量ADI(mg/kg体重)を求めます。このADIに安全係数(100分の1)をかけ、使用対象食品や最大使用量などが決められます。
 食品添加物として認められていたAF2は9年間、チクロは30年間多量に使用された後、発がん性が証明され禁止になり、本年7月にはアカネ色素に発がん性が認められ、既存添加物から消除されました。
 このように安全性が確認されて認可されたはずなのに、後になって危ないから禁止になったものがあるのです。また、私たちは1日に何種類もの食品添加物を口にしています。相乗毒性も気になります。
 亜硝酸Naはソルビン酸と混ぜて加熱したり酸性の状態にすると突然変異を起こす物質ができ、また魚介類の成分である二級アミンと反応すると、胃の中でニトロソアミンという発がん物質になるといわれています。
■特に知っておきたい食品添加物(添加物は加工食品の原材料名に、原則として全て表示されています)
食品添加物名 その表示 使われる主な食品・毒性など
ソルビン酸
ソルビン酸カリウム
保存料(ソルビン酸)
保存料(ソルビン酸K)
弁当、漬物、魚介乾燥品等一番使われている保存料。変異原性、染色体異常。亜硝酸と反応して発がん物質に。
安息香酸
安息香酸ナトリウム
保存料(安息香酸)
保存料(安息香酸Na)
醤油、清涼飲料水、シロップなど。皮膚刺激性、喘息アレルギー誘発性、染色体異常。
亜硝酸ナトリウム 発色剤(亜硝酸Na) ハム、ソーセージ、スジコ、タラコなどに色を鮮やかにするため使われる。天然の二級アミンと結びついて、強い発がん物質ニトロソアミンが生成。米国でベビー食品に禁止。
アスパルテーム 甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物) ノンカロリー甘味料、清涼飲料水、アイスクリームなど。ラットに脳腫瘍。フェニルアラニンの分解性が悪くフェニルケトン尿症患者は注意するようにとの厚生省通達あり。
サッカリン
サッカリンナトリウム
甘味料(サッカリン)
甘味料(サッカリンNa)
漬物、飴など。ラットで発がん性。1973年に禁止されたがすぐに再認可。カナダで禁止。
赤色2号,3,40号
赤色102,104,105,106号
緑色3号、青色1号,2号
黄色4号,5号
着色料(赤2)など
着色料(赤102)など
着色料(緑3),(青1)など
着色料(黄4)など
菓子、清涼飲料、漬物、アイスクリームなどいろいろ。遺伝子損傷、変異原性、染色体異常など。外国では禁止されているものが多い。赤色104,105,106はほとんどの国で使用禁止。黄4(タートラジン)はアスピリン喘息発作誘発性。
プロピレングリコール 品質保持剤(プロピレングリコール又はPG) 生めん、餃子の皮、ケーキ、餅など多くのものに使用。皮膚刺激性、D-乳酸血症、赤血球減少、肝臓腎臓障害、染色体異常の恐れ。ドイツで禁止。
オルトフェニルフェノール
同ナトリウム
チアベンダゾール
イマザリル
ジフェニル
防かび剤(OPP)
防かび剤(OPP-Na)
防かび剤(TBZ)
防かび剤(イマザリル)
防かび剤(ジフェニル)
輸入柑橘類などの果皮に残留。遺伝子損傷、変異原性、染色体異常。ラットに成長抑制、肝臓異常、膀胱ガンなど。皮を食べなければ問題ないと思われるが、紅茶にレモン片を入れた場合などは防かび剤が溶出する。